1953-02-12 第15回国会 参議院 建設委員会 第11号
その直轄総合開発のいわゆる多目的ダムは、二十七年度で、北上川の上流にあります膽沢川の堰堤が本年完成をいたす。一本だけは二十七年度で完成をいたす。
その直轄総合開発のいわゆる多目的ダムは、二十七年度で、北上川の上流にあります膽沢川の堰堤が本年完成をいたす。一本だけは二十七年度で完成をいたす。
しかるにもう北上川支流の膽沢川電力開発を東北興業株式会社に、公益事業委員会においてこれを許すことになつたということを聞いておりますが、その真偽いかんをお尋ねしたいと思います。もし事実であるとするならば、許可した調査の結果による理由を承りたい。
砂防に関するもの七件、即ち奈良県生駒町内、生駒山腹地辷り防止工事、靜岡県東山沢川、滋賀県大戸川、岩手県膽沢川上流、島根県周布川、岡山県下各河川、宮崎県下各河川であり、根本的治山治水方策として砂防工事は最も強力なる遂行を要するところであります。
○淺利委員 なおついでにもう一つお伺いしたいのですが、これは前からの計画でありますが、北上川の洪水緩和のために、戰前より膽沢川ほか五河川のダムを建設するという計画を立てておつたわけであります。戰時中これが中止になつて、目下着手いたしておりますのは膽沢川だけであります。そのほかの雫石川も建設半ばにしてこれは中止になつております。
これがためにも北上川の五大ダムはぜひこれを促進させる必要があり、なかんずく膽沢川のダムは三年位でこれを完成させまた現在工事中止中の猿ケ石ダムは再復活させる必要があります。上、下閉伊郡下の諸河川は、早池嶺山一帶を襲つた未曾有の大雨によりすベて氾濫しております。特に宮古市の被害は甚大であります。早池嶺山は一千町歩以上の山林が崩壊し、また附近の山にも崩落し、ために各河川の洪水量が倍化したのであります。